歯科衛生士の働き方給料・年収

【2026年版】新卒歯科衛生士の給料はいくら?初任給・手取り・ボーナスを歯科衛生士が解説

新卒歯科衛生士の給料・初任給・手取り・ボーナスを解説。2017年の実体験や給与明細をもとに紹介したブログアイキャッチ画像

こんにちは、30代男性歯科衛生士のえくうすです。

「歯科衛生士の新卒給料って実際いくら?」「初任給だけで就職先を決めても大丈夫?」「ボーナスや手取りはどれくらいもらえるの?」

歯科衛生士を目指している学生さんや、これから就職活動を始める方なら、一度は気になる疑問ではないでしょうか。

近年は歯科衛生士不足の影響もあり、新卒の初任給は以前より高くなっています。一方で、求人票に記載されている月給は「総支給額(額面)」であり、実際に銀行へ振り込まれる手取り額とは異なります。そのため、求人票に書かれている月給だけを見て就職先を決めるのはおすすめできません。

この記事では、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」や現在の求人相場をもとに、新卒歯科衛生士の給料や手取り、ボーナスの目安を分かりやすく解説します。また、僕自身が2017年に新卒で就職したときのリアルな給料や、現在だからこそ伝えられる就職先選びのポイント、手取りを増やすためにできることについても紹介します。

新卒歯科衛生士の給料はいくら?

結論からいうと、現在の新卒歯科衛生士の初任給は月給24万円前後が目安です。

近年は歯科衛生士不足の影響もあり、都市部を中心に25〜27万円以上で募集している求人も珍しくありません。一方で、地方では20万円台前半の求人もあり、初任給は地域や医院によって差があります。

初任給は勤務する地域や医院によって差がありますが、以前と比べると新卒歯科衛生士の給与水準は全体的に上昇する傾向にあります。歯科衛生士の仕事内容や平均賃金、将来性について詳しく知りたい方は、厚生労働省 job tag(職業情報提供サイト)も参考になります。

一方で、求人票に記載されている金額は「総支給額(額面)」であることがほとんどです。健康保険や厚生年金、雇用保険、所得税などが差し引かれるため、実際に銀行へ振り込まれる手取り額は額面より少なくなります。

新卒歯科衛生士の給料の目安を表にまとめました。

項目目安
初任給(総支給額)約24万円前後
手取り約19〜22万円前後
ボーナス年2回(夏・冬)※医院による
昇給年1回実施する医院が多い
1年目の賞与夏は寸志または支給なし、冬から支給される医院も多い

また、初年度はボーナスが満額支給されないケースが多いため、初年度の年収は295万円前後になるのが一般的な目安です。2年目以降は賞与が満額に近づき、年収も上がっていく傾向があります。

なお、4年制大学卒業者と3年制の専門学校・短大卒業者とでは、初任給に差が出る傾向があります。一般的には4年制大学卒の方がやや高めに設定されるケースが多いようです。

あくまで目安ではありますが、現在は僕が新卒だった2017年頃と比べると、初任給が高い求人も珍しくありません。


地域によって新卒給料は異なる

新卒歯科衛生士の初任給は、勤務する地域によっても差があります。都市部は人材確保のため初任給が高めに設定される傾向があり、地方ではやや低めとなる求人も見られます。

地域初任給の傾向
東京都・神奈川県高め(25万円以上の求人も多い)
大阪府・愛知県やや高め
地方都市24万円前後が目安
地方・郊外20万円台前半の求人もある

同じ歯科衛生士でも地域によって初任給に差があるため、求人票を見る際は月給だけでなく、賞与や昇給制度、年間休日なども含めて比較することが大切です。

ただし、給料が高いからといって必ずしも働きやすい職場とは限りません。就職活動では、給料だけでなく教育体制や休日数、賞与、昇給制度なども合わせて確認することが大切です。歯科衛生士全体の年収や経験年数による収入の変化については、こちらの記事で詳しく解説しています。


新卒歯科衛生士の手取りはどれくらい?

求人票に記載されている初任給は「総支給額(額面)」です。実際に銀行口座へ振り込まれる金額(手取り)は、健康保険料や厚生年金、雇用保険、所得税などが差し引かれるため、額面より少なくなります。

一般的には、手取りは額面の約75〜85%が目安です。控除される主な項目は、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・所得税です。そのため、求人票に記載されている月給と、実際に銀行へ振り込まれる金額には差があります。

額面(月給)手取りの目安
24万円約19万円前後
25万円約20万円前後
26万円約20〜21万円前後
27万円約21〜22万円前後

実際の手取り額は、勤務先や社会保険の加入状況、交通費の支給方法などによって異なりますが、新卒歯科衛生士の場合は19〜22万円前後になるケースが多いでしょう。また、新卒1年目は住民税が原則かからないため、2年目以降は同じ月給でも手取りが少なく感じるケースがあります。

僕が新卒で歯科衛生士として就職したのは2017年です。給与明細は残っていませんが、銀行の入金履歴を確認すると、当時の手取りは約16万円でした。当時は実家暮らしだったため生活に困ることはありませんでしたが、仕事量を考えると「もう少し給料が高かったらうれしいな」と感じていたのを覚えています。現在は新卒の初任給が上がっている医院も多く、約10年前と比べると待遇は改善されていると感じます。

なお、住民税は入職1年目は原則かからないため、2年目以降は「給料が上がったのに手取りが思ったより増えない」と感じることもあります。実際の給与明細や手取り額を見てみたい方は、僕が公開している給与明細の記事も参考にしてください。


新卒1年目で手取りを増やすためにできること

初任給や手取り額は医院によって決まっている部分が大きいですが、新卒1年目でも工夫できることはあります。

  • 複数の求人を比較し、基本給と手当の内訳まで確認する
  • 資格手当・皆勤手当などが設定されている医院を選ぶ
  • ふるさと納税や医療費控除など、使える制度を早めに知っておく
  • 2年目以降を見据え、昇給・賞与の実績がある医院かどうかを確認する

僕自身、新卒の頃は「手取りを増やす」という視点をほとんど持っていませんでした。当時知っていれば、もう少し余裕を持って過ごせたかもしれません。特にハノワやタイミーのようなスポット勤務は、新卒のうちは対象外の医院もありますが、2年目以降の収入の選択肢として知っておくと安心です。


新卒歯科衛生士のボーナスはどれくらい?

ボーナス(賞与)は医院によって大きく異なります。一般的には年2回(夏・冬)支給される医院が多いですが、新卒1年目は入職時期の関係で夏は寸志のみ、または支給なしとなるケースも少なくありません。

  • 夏:寸志または支給なし
  • 冬:規定どおり支給される医院が多い
  • 2年目以降は満額支給となるケースもある

賞与の支給回数や金額は医院ごとに異なるため、求人票だけでは分からない場合もあります。就職活動では、「賞与○か月分」という数字だけでなく、前年実績や支給条件も確認しておくと安心です。歯科衛生士のボーナス相場や、実際に僕が受け取った賞与について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

僕が新卒で勤務していた医院では、夏・冬ともに約16万円のボーナスが支給されました。当時は実家暮らしだったため生活には困りませんでしたが、仕事量を考えると「もう少しもらえたらうれしいな」と感じていたのを覚えています。


新卒で就職するときに求人票で確認したいポイント

新卒で就職活動をする際は、初任給だけを見て職場を決めるのはおすすめできません。実際には、基本給や各種手当、休日数、教育制度などによって働きやすさは大きく変わります。

僕自身、新卒の頃は「実習先だから安心」という理由で就職先を決めましたが、今振り返るともっと複数の医院を比較すればよかったと感じています。

① 基本給と各種手当を確認する

求人票の月給には、資格手当や皆勤手当、固定残業代などが含まれている場合があります。「月給25万円」と書かれていても、基本給が低いケースもあるため、給与の内訳まで確認しておきましょう。

求人票の例金額
基本給200,000円
資格手当30,000円
皆勤手当10,000円
固定残業代10,000円
月給(総支給額)250,000円

求人票の「月給」だけを見ると高く感じますが、基本給や各種手当の内訳を確認することで、給与の実態を把握しやすくなります。

② 賞与・昇給制度を確認する

初任給だけではなく、賞与の支給実績や昇給制度も重要です。毎年昇給がある医院なのか、人事評価制度があるのかによって、数年後の年収は大きく変わります。

③ 年間休日・残業時間を確認する

給与が高くても、休日が少なかったり残業が多かったりすると、長く働き続けることが難しくなる場合があります。年間休日数や平均残業時間、有給休暇の取得状況なども確認しておくと安心です。

④ 教育体制を確認する

新卒の場合は、給料以上に教育体制が重要です。マニュアルの有無や研修制度、先輩歯科衛生士がしっかり指導してくれる環境かどうかは、成長スピードにも大きく影響します。就職活動では、複数の求人を比較することが後悔しない職場選びにつながります。歯科衛生士向けの求人サイトについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。


現役歯科衛生士えくうすの新卒時代を振り返る

ここでは、僕自身が新卒だった頃の体験を紹介します。僕が歯科衛生士として就職したのは2017年です。

勤務先は、一般歯科・小児歯科・口腔外科を中心とした地域でも規模の大きな歯科医院でした。チェアは16台、歯科衛生士は11名在籍しており、新卒の僕にとっては毎日が勉強の日々でした。

病床もあり、夜間の救急患者を受け入れていたため、夜勤がある少し珍しい歯科医院でした。一般的な歯科医院では経験できない環境で、多くの症例に触れることができました。

ボーナスは夏・冬ともに約16万円支給されていましたが、夜勤手当は1泊2,000円でした。当時は「夜勤がある割には少ないな」と感じていましたが、その経験を通して得た知識や技術は、現在の臨床でも役立っています。

当時は実家暮らしだったため生活に困ることはありませんでしたが、仕事量を考えると「もう少し給料が高かったらうれしいな」と感じていました。就職先を選んだ理由は、学校の実習先だったこともあり、就職活動を進めやすかったからです。

しかし、今振り返るともっと複数の医院を見学し、比較してから決めればよかったと思っています。一方で、その職場は決して無駄ではありませんでした。厳しい環境ではありましたが、多くの症例を経験し、基本的な技術や患者さんへの対応力を身につけることができました。約2年間勤務した経験は、現在の臨床でも大きな財産になっています。

もし今の僕が学生時代の自分にアドバイスするなら、「複数の医院を見学し、自分に合った職場を見つけてほしい」と伝えたいです。


よくある質問

Q. 新卒歯科衛生士の初任給はいくらですか?

A. 地域や医院によって差はありますが、現在は月給24万円前後の求人が多く見られます。都市部では25〜27万円以上の求人もあり、以前より初任給は高くなる傾向があります。

Q. 新卒歯科衛生士の手取りはいくらですか?

A. 額面や控除額によって異なりますが、一般的には19〜22万円前後が目安です。社会保険料や所得税などが差し引かれるため、求人票に記載されている月給より少なくなります。

Q. 新卒1年目でもボーナスはもらえますか?

A. 支給される医院が多いものの、夏は寸志または支給なしとなるケースもあります。冬から通常どおり支給される医院もあるため、求人票や面接時に確認しておくと安心です。

Q. 給料だけで就職先を決めても大丈夫ですか?

A. 給料は大切ですが、それだけで判断するのはおすすめできません。教育体制や休日数、昇給制度、人間関係なども長く働くうえで重要なポイントです。

Q. 新卒でも手取りを増やす方法はありますか?

A. 資格手当・皆勤手当がある医院を選ぶ、ふるさと納税や医療費控除などの制度を早めに知っておくといった工夫があります。2年目以降はハノワやタイミーなどのスポット勤務も選択肢になります。


まとめ

  • 現在の新卒歯科衛生士の初任給は24万円前後の求人が多い
  • 手取りは19〜22万円前後が目安
  • ボーナスは医院によって支給額や回数が異なる
  • 求人票は基本給や各種手当、休日数まで確認することが大切
  • 資格手当や制度活用で、新卒1年目からできる工夫もある
  • 就職先は給料だけでなく、教育体制や働きやすさも比較しよう

現在は僕が新卒だった2017年頃と比べると、初任給が高い求人も増え、就職活動で得られる情報も充実しています。しかし、給料だけで就職先を決めてしまうと、入職後に「思っていた職場と違った」と後悔する可能性もあります。

僕自身、新卒時代は実習先という安心感から就職先を選びましたが、今振り返ると、複数の医院を見学して比較しておけば良かったと感じています。一方で、その職場で身につけた技術や経験は、現在の臨床でも大きな財産になっています。

これから就職活動を始める方は、給料だけでなく、教育体制や休日、人間関係なども含めて比較し、自分に合った職場を見つけてください。この記事が、その第一歩になれば嬉しいです。


参考・引用