歯科衛生士の働き方給料・年収

歯科衛生士の年収はどれくらい?【2026年版】平均年収や給料事情を歯科衛生士が解説

歯科衛生士の年収はどれくらい?2026年版の平均年収、給料事情、年齢別年収、実体験ベースの年収公開をまとめたブログアイキャッチ画像

「歯科衛生士の年収はどれくらい?」「年収400万円は目指せる?」「転職すると給料は上がる?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

歯科衛生士の年収は、勤務先や地域、経験年数、賞与の有無などによって大きく変わります。

この記事では、厚生労働省などの公的データをもとに歯科衛生士の平均年収や給料事情を解説するとともに、一般企業から歯科衛生士へ復帰した僕自身の源泉徴収票を公開しながら、実際の年収推移をご紹介します。

記事の後半では、約3年間で年収が234万円から398万円へ増えた実体験や、年収アップにつながった理由についても詳しくお話しします。

歯科衛生士の平均年収はどれくらい?

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、歯科衛生士の平均年収は約396万円です。平均月収は約29万円、年間賞与は約45万円となっており、医療系国家資格の中でも比較的安定した収入が期待できる職業といえます。

項目平均
平均年収約396万円
平均月収約29万円
年間賞与約45万円

ただし、この数字はあくまで全国平均です。実際の年収は、勤務先や地域、経験年数、賞与制度、各種手当などによって大きく変わります。

例えば、新卒で働き始めた歯科衛生士と、経験を積んだベテラン歯科衛生士では、年収に100万円以上の差が生まれることも珍しくありません。

そのため、「平均年収」だけを見るのではなく、自分と近い年代や働き方、勤務先の特徴などもあわせて確認することが大切です。


年齢別に見る歯科衛生士の平均年収

歯科衛生士の年収は、経験年数や勤務先、役職などによって変わりますが、一般的には経験を積むにつれて収入も増える傾向があります。

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」をもとにした年齢別の平均年収は、次のとおりです。

年齢平均年収(目安)
20~24歳約333万円
25~29歳約383万円
30~34歳約416万円
35~39歳約382万円
40~44歳約398万円
45~49歳約457万円
50~54歳約454万円
55~59歳約417万円

※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」をもとに作成。

年齢別の平均年収を見ると、20代から30代にかけて収入が増え、40代以降は勤務先や役職、働き方によって差が大きくなる傾向があります。

ただし、年収は年齢だけで決まるものではありません。転職や昇給制度、賞与、ベースアップ評価料なども大きく影響するため、自分と近い働き方の事例も参考にするとイメージしやすくなります。実際に僕が受け取っている給与明細や賞与明細については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。


勤務先によって年収は変わる

歯科衛生士は歯科医院だけでなく、病院や訪問歯科、行政機関、企業などさまざまな職場で活躍しています。勤務先によって給与体系や賞与、福利厚生が異なるため、年収にも大きな差が生まれます。

勤務先特徴
歯科医院最も多い勤務先。給与や賞与は医院によって差がある。
医療法人の歯科医院福利厚生や賞与制度が充実していることが多い。
病院(口腔外科など)安定した給与体系で、夜勤の有無によって収入が変わる場合もある。
訪問歯科高齢化に伴い需要が増えており、給与水準が高めの求人もある。
行政・企業・教育機関募集は少ないが、働き方や待遇が異なる。

求人票を見るときは、基本給だけで判断するのではなく、賞与や各種手当、年間休日、福利厚生、残業時間なども含めて比較することが大切です。

実際に僕も勤務先が変わったことで、基本給だけでなく賞与や各種手当、休日数が改善され、結果として年収アップにつながりました。実際の給与明細や手取り額、賞与の金額については、実体験をもとに別の記事で詳しく紹介しています。


歯科衛生士の年収が変わる6つの理由

歯科衛生士の年収は、資格を持っているだけで決まるものではありません。同じ歯科衛生士でも、勤務先や経験年数、賞与制度などによって年収に100万円以上の差が生まれることもあります。ここでは、年収が変わる主な理由を6つご紹介します。

① 経験年数

新卒と経験10年以上では、担当できる業務や患者対応の幅が大きく異なります。経験を積むことで昇給につながる職場も多く、年収アップの大きな要因となります。

② 勤務先

個人医院、医療法人、病院、訪問歯科など、勤務先によって給与体系や福利厚生は異なります。賞与や昇給制度が充実している職場では、長く働くほど年収も伸びやすくなります。

③ 賞与・各種手当

毎月の基本給だけでなく、賞与や資格手当、ベースアップ評価料手当なども年収に大きく影響します。賞与について詳しく知りたい方は、実際の賞与明細を公開しているこちらの記事も参考にしてください。

④ 勤務地域

都市部と地方では求人状況や給与水準が異なるため、年収にも差が出ることがあります。ただし、年収だけでなく家賃や生活費なども含めて考えることが大切です。

⑤ インセンティブ制度

医院によっては、自費診療や医院への貢献度に応じてインセンティブ制度を導入しているところもあります。制度の有無によって賞与や年収が大きく変わるケースもあります。

⑥ 転職・働き方

同じ歯科衛生士でも、職場を変えることで給与や働き方が大きく変わることがあります。年収だけではなく、休日や残業時間、福利厚生なども含めて、自分に合った職場を選ぶことが大切です。

ここまでご紹介した内容は、あくまで全国平均や一般的な傾向です。次は、一般企業から歯科衛生士へ復帰した僕自身の実体験をもとに、源泉徴収票を公開しながら年収がどのように変化したのかをご紹介します。


源泉徴収票で見る実際の年収推移

ここまでは厚生労働省などの公的データをもとに、歯科衛生士の平均年収についてご紹介しました。ここからは、一般企業から歯科衛生士へ復帰した僕自身の年収推移を公開します。

個人情報保護のため、源泉徴収票は支払金額(総支給額)のみ掲載しています。また、手取り額は給与明細などをもとにした概算です。

約3年間で総支給額は約160万円アップしました。

一般企業で働いていた頃の僕からすると、ここまで収入が変わるとは正直想像もしていませんでした。

2022年|年収234万円

「資格は持っているけど、もう歯科衛生士に戻ることはないだろうな…」

数年前の僕は、本気でそう思っていました。当時は酒類配送会社で働いていました。その前は一般企業で事務員兼フォークリフトドライバーとして勤務していましたが、昇給やボーナスはほとんどなく、将来の収入に不安を感じていました。

「このままではいけない。」そう思い、職業訓練校へ通いながら簿記3級を取得しました。今振り返ると、この頃の経験も決して無駄ではなかったと思っています。

2022年の総支給額は234万643円でした。

一般企業から歯科衛生士へ戻るまでの経緯は、こちらの記事で詳しく紹介しています。


2023年|年収293万円

酒類配送会社へ転職して1年が経ち、前年よりも収入は約60万円アップしました。

前職と比べると収入は増えましたが、賞与は夏と冬を合わせても約10万円ほど。「このまま働き続けて、将来も安心できるのだろうか」という不安は残っていました。

それでも、転職によって年収が増えたことで少しずつ生活にも余裕が生まれ、「環境を変えることも大切なんだ」と実感した1年でした。

2023年の総支給額は293万9,361円でした。


2024年|年収316万円

この年は、僕にとって人生の転機となりました。先輩から「歯科衛生士の副業をやってみない?」と声をかけてもらったことがきっかけです。

正直、その頃は歯科衛生士へ戻るつもりはまったくありませんでした。しかし、久しぶりに患者さんから「ありがとう」と声をかけてもらい、「もう一度歯科衛生士として働きたい」と思うようになりました。

5月から副業として歯科衛生士の仕事を始め、9月には現在の歯科医院へ正社員として転職しました。

2024年の総支給額は316万8,575円でした。

歯科衛生士へ復帰した詳しい経緯は、こちらの記事で紹介しています。


2025年|年収398万円

歯科衛生士として1年間働いた結果、年収は398万6,261円になりました。前年から約82万円アップし、4年前と比べると約160万円も年収が増えています。

現在の職場は年間休日130日以上で、残業もほとんどありません。さらに、副業としてハノワも利用しており、本業と両立しながら収入を増やせる環境が整っています。

2025年の総支給額は398万6,261円でした。

実際の給与明細や手取り額はこちらの記事で詳しく紹介しています。


年収が約160万円アップした5つの理由

約3年間で、僕の年収は234万円から398万円へ増えました。もちろん、誰でも同じように年収が上がるわけではありません。僕の場合は、次の5つの理由が大きかったと感じています。

① 一般企業から歯科衛生士へ転職した

一番大きな理由は、国家資格を活かして歯科衛生士へ復帰したことです。勤務先が変わったことで、基本給や待遇、賞与制度などが大きく改善されました。

② 基本給が上がった

現在の基本給は27万円です。一般企業で働いていた頃と比べると、毎月の収入が安定し、年収アップにつながりました。

③ 賞与や各種手当が充実した

前職でも賞与はありましたが、夏と冬を合わせても年間約10万円ほどでした。現在は賞与に加え、ベースアップ評価料手当やインセンティブ制度もあり、年収アップの大きな要因となっています。詳しくはこちらの記事で紹介しています。

④ 残業が大幅に減った

年収が上がっただけでなく、働き方も大きく変わりました。一般企業で働いていた頃と比べると、残業は大幅に減り、年間休日も130日以上あります。

⑤ 副業にも挑戦できるようになった

時間に余裕ができたことで、副業サービス「ハノワ」やブログ運営にも挑戦できるようになりました。本業だけでなく、新しい収入源や経験を積めるようになったことも、僕にとって大きな変化です。

もちろん、これが唯一の正解ではありません。僕の場合は「自分に合った職場」と出会えたことが、一番大きかったと思っています。


年収だけでなく、人生にも余裕ができた

僕にとって一番大きな変化は、年収が増えたことだけではありません。残業が減り、自分の時間を確保できるようになったことで、副業やブログ運営にも取り組めるようになりました。

以前は仕事が終わる頃には疲れ切っていましたが、今では学び直しや情報発信にも時間を使えています。収入だけでなく、「自分の時間」が増えたことが、僕にとって一番価値のある変化でした。

資格を活かすことが正解とは限りません。大切なのは、自分に合った職場や働き方を見つけることだと思っています。僕はたまたま歯科衛生士へ戻るという選択をしましたが、その結果、自分に合った環境と出会うことができました。

今後も現状に満足することなく、一人の歯科衛生士として知識や技術を磨き続けていきたいと思います。


今の年収・働き方に納得できていない方へ

僕の場合は転職と職場選びが年収アップの大きなきっかけになりました。「今の職場や年収に納得できていない」という方は、一度求人サイトを比較してみるのも一つの方法です。実際に僕が利用したサービスについては、こちらの記事で紹介しています。


よくある質問(FAQ)

Q. 歯科衛生士は年収500万円を目指せますか?

A. 勤務先や経験年数、役職、賞与制度などによっては年収500万円を目指すことも可能です。ただし、全国平均より高い水準となるため、転職やキャリアアップ、インセンティブ制度のある職場なども選択肢になります。

Q. 男性歯科衛生士は女性より年収が高いですか?

A. 基本的に給与は性別ではなく、勤務先や経験年数、役職などによって決まります。男性だから年収が高いというわけではありません。

Q. 転職すると年収は上がりますか?

A. 必ず年収が上がるとは限りません。しかし、給与体系や賞与制度、福利厚生が充実した職場へ転職することで年収アップにつながるケースもあります。僕自身も一般企業から歯科衛生士へ復帰したことで、約3年間で年収が約160万円アップしました。

Q. 賞与がない歯科医院もありますか?

A. はい。歯科医院によっては賞与がない職場や、業績によって支給額が変わる職場もあります。求人票では基本給だけでなく、賞与や各種手当も確認することをおすすめします。

Q. 一度歯科業界を離れても、給与面で復帰しやすいですか?

A. 国家資格のため、ブランクがあっても復帰しやすい職業です。僕自身も一般企業を経験した後に復帰し、3年間で年収を大きく伸ばすことができました。

Q. 年収アップのために一番効果があったことは何ですか?

A. 僕の場合は「自分に合った職場」への転職が一番大きな要因でした。基本給・賞与・インセンティブ制度が揃った職場に出会えたことが、年収アップにつながっています。


まとめ|人生は何歳からでも変えられる

2021年の僕に、「4年後には歯科衛生士へ戻り、年収約400万円になっているよ」と伝えても、きっと信じなかったと思います。

職業訓練校で簿記3級を取得したことも、一般企業で働いたことも、酒類配送会社へ転職したことも、そして先輩に声をかけてもらい歯科衛生士へ復帰したことも、今振り返るとどれ一つ無駄ではありませんでした。

資格を活かすことだけが正解とは限りません。大切なのは、自分に合った働き方や環境を見つけることだと、僕は実体験を通して感じています。

もし今、収入や転職、将来について悩んでいる方がいたら、この記事が一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。そして僕自身も、現状に満足することなく、一人の歯科衛生士として知識や技術を磨きながら、これからも仕事やブログを通して情報を発信していきたいと思います。


参考・引用