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口臭が気になる|原因と対策を歯科衛生士が解説

口臭が気になる方へ、舌苔が原因となる口臭の予防方法や水分補給・歯磨き・舌ケアのポイントを歯科衛生士が解説したブログアイキャッチ画像

「もしかして口臭があるかも…」「人と話すときに気になる…」そんな悩みを抱えていませんか?

結論から言うと、口臭の原因は歯だけでなく「舌苔(ぜったい)」であることが非常に多いです。口臭は誰にでも起こることがあり、必ずしも不潔だからというわけではありません。

この記事では、現役歯科衛生士の僕が、口臭の原因や対策についてわかりやすく解説します。

口臭の原因はひとつではない

口臭の原因は歯だけとは限りません。

  • お口の乾燥
  • 舌の汚れ(舌苔)
  • 歯周病
  • 磨き残し
  • コーヒーや紅茶
  • タバコ
  • アルコール
  • ニンニクなどの食べ物
  • ストレスや緊張
  • 全身の病気

原因がひとつとは限らず、いくつかが重なっていることもあります。


実は「舌苔」が口臭の最大要因になっていることが多い

日本歯科医師会の情報によると、口臭の主な原因は口の中の「舌苔」によるものといわれています。さらに詳しい分類では、病気が原因ではない「生理的口臭」(主に舌苔由来)が口臭全体の約3分の1を占め、歯周病が原因とされる「病的口臭」も約3分の1を占めるとされています。

そしてここが見落とされがちなのですが、歯周病による口臭も、実は多くが舌苔から発生しているとされています。つまり口臭対策を考えるうえで、舌のケアは歯磨きと同じくらい大切ということです。

舌苔のケアで意識したいポイントは次の通りです。

  • 専用の舌ブラシを使う(歯ブラシで代用すると傷つけやすいため)
  • 奥から手前に向かって、優しく数回なでる程度でOK
  • 力を入れすぎない(舌を傷つけると逆効果)
  • 1日1回、朝の歯磨きのタイミングで行うのがおすすめ

やりすぎは舌を傷つける原因になるので、毎日ゴシゴシこするのではなく、優しいケアを継続することを意識してください。


朝起きた時の口臭は普通?

朝起きた時の口臭は、誰にでもある程度あります。寝ている間は唾液の量が減り、お口の中の細菌が増えやすくなるためです。必要以上に心配しなくても大丈夫です。


歯周病や歯石が原因のこともある

歯周病や歯石が原因で口臭が強くなることもあります。実際の現場でも、歯石除去やクリーニング後にスッキリしたと感じる患者さんは少なくありません。歯石について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

歯周病について詳しく知りたい方はこちらの記事もおすすめです。


歯科衛生士がおすすめする口臭対策

① 水分補給

一番手軽に始められる方法です。口の乾燥を防ぐことで、口臭予防につながります

② 洗口液(うがい薬)

補助的なケアとしておすすめです。ただし、洗口液だけで根本的な解決になるわけではありません。僕自身、職場でも使っている次のようなアイテムを日常的に取り入れています。

ライオン システマ SP-T メディカルガーグル
created by Rinker

殺菌成分のCPC(塩化セチルピリジニウム)に加え、口臭除去に働くl-メントールも配合された希釈タイプの含嗽剤です。水で薄めて使うタイプなので、コスパを気にせず洗口の回数を増やせるのも続けやすいポイントだと思います。

※購入時の参考:容量違い(20ml/100mlなど)やまとめ買い用のパック、SP-Tジェルとのセット販売がある場合もあります。単品・セット・容量によって1回あたりの価格や送料条件が変わることがあるので、購入ページで比較したうえでご自身に合ったものを選んでみてください。

③ 毎日の歯磨きとフロス

歯ブラシだけでは落とせない汚れもあります。フロスや歯間ブラシについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

④ 舌のケア

前述の通り、舌苔のケアは口臭対策の中でも特に重要です。専用の舌ブラシで、優しく奥から手前へなでる程度で十分です。

⑤ 定期検診

自分では取れない歯石や歯周病のチェックも大切です。定期検診の頻度についてはこちらの記事で詳しく解説しています。


コーヒーやタバコも口臭の原因になることがある

コーヒーやアルコール、タバコ、食べ物など生活習慣が影響していることもあります。また、コーヒーやタバコは口臭だけでなく、歯の着色(ステイン)の原因になることもあります。歯の黄ばみや着色が気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。


気にしすぎてしまう人もいます

自分では口臭が気になっていても、実際にはほとんど臭わない人もいます。反対に、本人は気にしていなくても歯周病による口臭が強いケースもあります。

気になる場合は、歯科医院で相談してみるのも一つの方法です。必要に応じて細菌検査や唾液検査、他科受診を勧められることもあります。


歯科衛生士として思うこと

僕自身、患者さんと近い距離でお話しする仕事なので、口臭や清潔感には気を付けています。「くさい人に口腔ケアを勧められても説得力がないよな…」と思うからです(笑)

タバコは吸いませんし、ブラックコーヒーも苦手です(笑)カフェオレやココアは好きなので、飲んだ後に水を飲んだり、毎日のケアを意識しています。

完璧を目指す必要はありません。水分補給や歯磨き、フロス、舌のケア、定期検診など、できることを続けるだけでも十分だと思っています。


よくある質問(FAQ)

Q. 舌苔は毎日ケアした方がいいですか?

A. はい、1日1回程度のケアがおすすめです。ただし力を入れすぎると舌を傷つけるので、優しくなでる程度で十分です。

Q. 舌苔は歯ブラシで取ってもいいですか?

A. おすすめしません。歯ブラシは舌の粘膜を傷つけやすいため、専用の舌ブラシを使うのが安全です。

Q. 口臭は歯磨きだけで防げますか?

A. 歯磨きだけでは不十分なことがあります。口臭の原因は舌苔であることが多いため、舌のケアも合わせて行うことが大切です。

Q. マスクをしていると口臭が強く感じるのはなぜですか?

A. マスク生活で口呼吸になりやすく、口の中が乾燥して唾液の分泌が減ることが関係しています。こまめな水分補給や鼻呼吸を意識してみてください。

Q. 口臭が気になるときは何科を受診すればいいですか?

A. まずは歯科医院に相談するのがおすすめです。歯や舌が原因でない場合は、必要に応じて耳鼻科や内科など他科の受診を勧められることもあります。

Q. 自分の口臭は自分で確認できますか?

A. 完全に正確な自己判断は難しいですが、気になる場合は歯科医院で相談すると安心です。細菌検査や唾液検査で確認できることもあります。


まとめ

  • 口臭の原因はひとつではない
  • 実は「舌苔」が口臭の最大要因になっていることが多い
  • 朝の口臭は誰にでもある
  • 水分補給は手軽な対策
  • 歯磨きやフロス、舌のケアも大切
  • 歯石や歯周病が原因のこともある
  • 気になる場合は歯科医院で相談してみる

口臭が気になる方も、一人で悩みすぎる必要はありません。まずはできることから始めてみてくださいね。


参考・引用